「受託開発」から「価値創出メーカー」へ

当社は創業以来、FA（ファクトリーオートメーション）業界の一員として、制御盤、AGV、ロボットなど、
幅広い技術と製品を手がけてまいりました。

多くのお客様にご愛顧いただき、ともに歩んでこられたことに、心より感謝申し上げます。

長年にわたる事業を通じて、私たちは確かな技術力と実績を築いてまいりました。

しかし、AIの台頭、グローバルな競争環境の激化、そして持続可能性への意識の高まり――こうした変化の中で、私たちは従来の枠組みにとらわれない、新たな価値創造が求められていると強く感じています。

未来を見据え、さらなる価値を創造し、持続的な成長を遂げていくためには、一度立ち止まり、事業のあり方そのものを根本から見直す必要がある――そう確信しました。

そしてその答えとして私たちが導き出したのが、これまでの「受注開発中心」のスタイルから脱却し、自ら価値を生み出す“メーカー”へと進化することでした。

この決意のもと、私たちは事業の方向性を大きく転換し、社名を新たに「TECHNOMORe」へと改め、新たなブランドとしての歩みをスタートいたします。

AIとデータが拓く新たな可能性

現在、世界は大きな転換期を迎えています。AIの力を最大限に引き出すには、質が高く、かつ多岐にわたるデータが不可欠です。しかし、情報化社会といわれる現代においても、世の中のあらゆるものが十分に情報化されているとは言えません。

私たちの最大の強みは、イノベーションの起点となる「未収集データ」を発見し、それを最適な形で収集する技術にあります。

長年にわたりお客様と現場で向き合い、共に課題を解決してきた中で培われた“深い解像度”こそが、私たちを他社とは一線を画す存在にしています。

この強みに、AIが持つ強力な処理能力を組み合わせることで、単なる「見える化」にとどまらない、

指数関数的な成果を生み出す真のデジタルトランスフォーメーション（DX）を創出します。

モノ、ヒト、コト――すべてに訴えかけるイノベーションを。

これこそが、私たちTECHNOMOReにしか生み出せない価値です。

未来への指針 ― The TECHNOMORe Way

この大きな変革を支える指針となるのが、私たちの行動規範であり、企業のDNA・哲学・戦略・文化そのものである「The TECHNOMORe Way」です。

“Innovation is our protocol.（イノベーションこそが、私たちのDNAである。）”という理念を胸に、技術への情熱、誠実な経営、そして社会への貢献を軸に、社員一人ひとりが自律的に考え、行動する文化を育んでいます。

社員一丸となって、新たな挑戦へと歩みを進めてまいります。

私たちの進むべき道は、決して平坦なものではありません。

しかし、私たちは――「曇天の空に、天へと伸びる虹がかかるように」――どんな困難な状況にあっても、未来への希望と革新を生み出していきたいと考えています。

今後とも、TECHNOMOReへの変わらぬご支援、ご指導を賜りますよう、心よりお願い申し上げます。

代表取締役CEO

森永 孝一郎